きみはペット
ドラマ化もされていますね。これは最近バージョンだな
正直、当時松本潤でドラマ化していた時は全然興味がなかった。
むしろ、流行りのものにハマりたくない感・・・つまり「人と違うことをしていたい病」が
今よりもっと激しい頃だったので
あまり良い印象を抱いていなかった。
しかし、2年前くらいにハマってしまった・・・!
今では3、4回は読み直したであろう漫画になっております。
(やっぱり売れている作品は理由があるのね)
『きみはペット』(英: Tramps Like Us)は、小川彌生による日本の漫画作品。講談社の漫画雑誌『Kiss Carnival』2000年6月号に『PET』という題名で読み切りとして初掲載された後、同年10月号から12号まで短期連載。その後、現在の題名で『Kiss』にて2000年から2005年まで連載された。略称は『きみぺ』。
あらすじ[編集]
巷談新聞社に勤める巌谷澄麗(スミレ)は、モデルの様な容姿と明晰な頭脳を持つ才色兼備のキャリアウーマンだが、本当は繊細で恋愛に不器用。失恋と左遷でストレスを抱えていたある日、スミレは家の前に転がっていたダンボールに捨てられた青年・合田武志を見つける。かつて飼っていたペットに似ている彼を見て、スミレはペットとして暮らす事を提案すると、意外にもすんなり受け入れられた。そんな2人の奇妙な同居生活を描いた異色ラブコメ。
本当に今更感のあるハマり。
2000年から2005年だから、
もう20年前くらいの作品ということですね・・・!
まだやはり「女性が働く」ということに対しての価値感や、中に出てくる表現などは「なるほど、20年前」という感じ。
それでも、心揺さぶられる言葉が散らばっている作品です。小川先生の独特のギャグのリズム感もたまらん。
その中でもお気に入りのページがこれ。
「ふつう人間は勝ってると慢心するし ひどく負けるとくさって仕事は雑になる
でも一流の選手は常に淡々とベストを尽くすものだよ
巌谷くん きみもそういうことができる人だ」
みんなそんなきみと仕事がしたいんだよ〜という、台詞なのですが
毎度このページに感動してウォォォォォォとなる・・・・!
(そしてもちろん、モモのかっこよさにもウォォォォォォぉぉぉぉぉぉとなるわけなんですが。後半の追い上げがやばいんですから。)
女性は仕事か、家庭かを選ばなければ、という時代は終わったはずなんですが、
未だに「結婚してない」というと、「そっか、今は仕事が楽しいもんね」と言われるし
「仕事頑張ってるからそういうのいいんだよね!?」と勝手に決めつけられるし
未だに「幻の赤ちゃん」問題はあるし(「子供も夫も、恋人さえいない段階から仕事と家庭が両立できるかを心配しながら就職活動をしている」シェリル・サンドバーグ「LEAN IN』より)
20年前の意識が変わるのは、さらに10年、20年後かもしれないなー。
女性のキャリア(・・・と書くのがわたしはすごく抵抗があって嫌なんだけど・・・わたしのキャリアはわたしのキャリアであって、「女性のキャリア」ではないから。。)に興味がある人にとっても面白い漫画なんじゃないかな。
ぜひ今更だけど誰かと語りたいよね!
ひよこ